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2017.01.20

Q.LINEやFacebookのようなサービスを立ち上げたいという相談に困っています(Webディレクター・Sさん)

大屋慶太 大屋慶太

A.無理だと断定するのではなく、予算無制限という意識で提案してみましょう。

「そりゃ無理じゃね?」と感じる依頼

  • 「LINEみたく、沢山の人が使うコミュニケーションアプリを作りたい。」
  • 「Facebookみたく、自社のターゲット層が積極的に活用するSNSを立ち上げたい。」
  • 「クックパッドを超えるレシピサイトを作りたい。」

特に、Webに詳しくないクライアントからの相談で多いです。ちょっとしたアイデア含みーの大プロジェクト(GPSを利用した、自社のオリジナルキャラクターをコレクションするゲームという、ものすごくどっかで見たことあるようなアプリを作りたいとか)は、制作者側からすると、そのアプリ誰もインストールしねーだろと一蹴しがちです。一蹴しちゃうと思いつた方は、とても悲しみます。そっから話も広がらなくなってしまうのでまずは非現実的でも、一旦話に乗ってしまいましょう。

どれくらいコストがかかりそうか算出してみる

まずはそのWebサービスやアプリの

  • 構築にかかるコスト
  • ターゲットへ知ってもらうのにかかるコスト
  • 頻繁に活用 or インストールしてもらうにかかるコスト
  • 運用にかかるコスト etc.

を調べたり予想して算出してみましょう。コストが膨大になりすぎて、現実感がなくなってもOKです。まずは要望を叶えるという前提でコスト算出します。

  • LINEを定着させるため、ユーザーに無料通話を提供するにかかった費用は?
  • SNOWをインストールしてもらうのに、かかった宣伝費は?
  • メルカリのサーバー運用費は? etc.

こういったことを調べて知るだけでも、自身の今後のWebプロデューサとしての糧となり、話のネタにも使えます。本当に大規模プロジェクトを開始する気持ちで、情報収集しましょう。

集めた情報を元に、現実感の薄さをクライアントと面白おかしく共有

「昨晩のご相談なんですが、ヒットさせるには8億ぐらいかかりそうですわーw」

といった感じで調査結果を報告しましょう。
アメブロが流行るのに60億以上投資した話や、クックパッドやアットコスメも収益が出るまで、5年以上かかっているという話、Amazonにいたっては累積赤字が1兆円あったとか、今ヒットしているWebサービスの苦労話も交えてクライアントの関心を引きつつ、Webサービスやアプリをヒットさせる大変さを伝えましょう。

参考:Amazonが最強な理由は「待てる経営」だから | トリブログ

大きな話も具体化すると、実際の予算感や規模感が見えてくる

非現実的な話でも具体的にすると比較対象ができるので、実際の予算や規模感が見えてくることが、多々あります。そこから本当のヒヤリングが始まります。問題の本質を見極め、限りある資源の中でなにができるかを、クライアントと話し合いましょう。

この記事を書いた人

大屋慶太

大屋慶太

株式会社デックの雑用。1999年、世界が滅びることを信じて大学を卒業せずに待っていた所、なかなか破滅が訪れず、仕方なく6年在籍した後に卒業。某大手通信会社系列の企業にて、販促物などを制作するディレクター兼デザイナーとしていちおう活躍。ところが不景気のあおりをくらい、所属事業部が解散となる。途方にくれるもコネを駆使して印刷会社へと潜り込む。面接にて「お前何がしたいんだ」と聞かれ、「ぼく、ゲームがしたいです」と答えた所「じゃあWEBでもやれ」と言われる。WEBデザイナー兼コーダーとして大手クライアントなども手がけ、約5年間在籍。仕舞いには、自分は仕事ができると勘違いをし、30歳の時にフリーとして独立。「スタジオデック」という屋号で数年間活動後、デックを法人化する。いまだに、仕事のほぼ全ては酒の席で決まるという。

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