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2017.01.11

Q.社内システムの構築で要望が多すぎて仕様が決まりません(ITエンジニア・Hさん)

大屋慶太 大屋慶太

A.「要望を叶える」ではなく、要望を叶えるかどうか「判断する」という立ち位置でプロジェクトを進めましょう

社内システムや小規模な組織ですと、プロジェクトマネージャーを設定せず、システムを構築する場合も多々あります。その際「なりゆきプロマネ」にエンジニアが指名されると

  • シンプルにする or 機能盛りだくさん といった相反する要望につまづき、開発が停滞。
  • 開発途中に発生した要望も全てつっこもうとして、ハンパない修正で開発が進まない。
  • 全要望に対応するためシステム複雑化。最終的にものすごく使いづらいシステムに。

といった問題が発生します。「なりゆきプロマネ」にはシステムが動くこと以外に、円滑に開発が進むような配慮が、追加スキルとなります。このスキルを身につけるのはとても大変なので、まずは「なりゆきプロマネ」になることは避けましょう。組織上、または立場上、避けられない場合は依頼者と対等に交渉できる、根拠のない自信を持った、プロジェクトマネージャーを演じましょう。

要望の重要度を見極める

全ての要望を叶えようとすると、見た目も中身もぐちゃぐちゃなシステムになる可能性が高いです。全ての要望を叶える必要はありません。まずはその要望の重要度を見極め「ホントにいるの?」と思った要望はできる限り排除しましょう「要望を叶える」ではなく、要望を叶えるかどうか「判断する」という立ち位置で、まずは開発前に要望を精査しましょう。

「開発サイドの理想」という観点も要望と対等に

エンジニアやUIデザイナーにも「シンプルな設計」「美しいデザイン」といった理想があります。その理想を大切にしてください。要望と同じぐらい。その理想と合わない要望を排除することで、最終的に非常に使いやすいシステムになる場合があります。iPhoneも多機能ですが、メインのボタンは1つだったりします。

しかし、あまり理想に走るすぎると、言うことを聞かない、めんどくせぇクリエイターに成り下がってしまうので、バランスをとりながらプロジェクトを進めましょう。

要望を拒否するときはメチャクチャ気を使って

お願いしたことを断るというのは、相手も非常に不快です。その要望がなぜ入れられないか、わかりやすく説明し、本当に申し訳なさそうに、スマイルで見送りの提案をしましょう。

っつっても、あれこれ言ってくる

個人的に有効だと思う、飛び道具はいくつかあります。
必ず、サボりたいという理由ではなく、良い物を作りたいという理由で使用してください。それでもバレるとすっごく怒られるので、活用する際は必ず全責任を負う覚悟で。

理想に熱いエンジニアになる

「このシステムはこうあるべき」というエンジニアの理想を熱く語りましょう。それに沿っているかどうかを依頼者が気にしだしたら、本当に必要な要望以外は減少します。

わざと忘れる

明らかにいらねーだろと思う要望はわざと実装しなくても、お願いしたことすら忘れていて気づかれない場合があります。

権限超重要

要望をある程度制御できる「権限」がプロジェクトを円滑に進めるポイントだったりします。
「この権限があるなら、構築がんばります。」
と言った事前交渉を行いましょう。権限があれば強気に自信を持ってプロジェクトを進められます。
フカシこくと責任も大きくなりますが、案外コレが一番重要だったりします。

 

上記の方法をとらなくても、自信があれば必然的に強気なプロジェクト進行になるはず。正解かどうかは、システムが完成するまで誰にもわかりません。とにかく自信を持って仕様を固めましょう。

この記事を書いた人

大屋慶太

大屋慶太

株式会社デックの雑用。1999年、世界が滅びることを信じて大学を卒業せずに待っていた所、なかなか破滅が訪れず、仕方なく6年在籍した後に卒業。某大手通信会社系列の企業にて、販促物などを制作するディレクター兼デザイナーとしていちおう活躍。ところが不景気のあおりをくらい、所属事業部が解散となる。途方にくれるもコネを駆使して印刷会社へと潜り込む。面接にて「お前何がしたいんだ」と聞かれ、「ぼく、ゲームがしたいです」と答えた所「じゃあWEBでもやれ」と言われる。WEBデザイナー兼コーダーとして大手クライアントなども手がけ、約5年間在籍。仕舞いには、自分は仕事ができると勘違いをし、30歳の時にフリーとして独立。「スタジオデック」という屋号で数年間活動後、デックを法人化する。いまだに、仕事のほぼ全ては酒の席で決まるという。

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