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2016.06.08

Q.制作内容にかかわらず金額を「◯◯◯円で。」って確定されるお仕事に上手く対応したいです。(フリーランスWebデザイナー・Uさん)

大屋慶太 大屋慶太

A.初回のみサービスで受注もあり。まずは「その金額じゃ無理っす。」と一蹴しない心がけを

費用対効果が明確な場合、制作費は確定になる

制作によって得られる利益が明確に決まっている場合は、その利益を超える制作費が認められることはありません。利益が設定されている場合は、その範囲でクライアントのニーズを叶える方法を考えましょう。

クライアントの台所事情でなんとなく…というような形で、雑に制作費が決まってしまっている場合は

  • 制作によって得られる利益を提示する
  • 利益が想定できない場合は、相場などを参考に制作にかかる予算感を伝える
  • 工数を減らせるよう、要件を再設定する

といった方法で、受注前に効果や工数の説明をしましょう。

制作内容の先にある、相手の真のニーズが聞き出せれば素敵

それを制作しないと求める効果が出ないと、クライアントが思い込んでいる場合があります。可能であれば、なぜその制作を依頼したかを、掘り下げてヒヤリングしましょう。より少ない工数で、効果を得られる方法が見つかることがあります。

ただ、内容を掘り下げまくると、相手がめんどくさがったり(特に間に代理店や営業などが入ると、煩雑な伝言ゲームを嫌われる)自身のアイデアを否定された感じになって、イラッとされてしまうことがあります。日頃から良好な関係性づくりに励み、要望が理論的に少しおかしい場合でも、詰めすぎず空気を読み、掘り下げはあっさり・シンプルを心がけ、いい感じに進めましょう。

常識的に考えて無理という場合にも、答えはある

Q.頻繁に無茶振りされるんですがどうしたらいいですか?(フリーランスプログラマー・Oさん)

この記事にもあるように、通常この予算では無理という場合も

  • 地方や海外など、制作費が下がる地域での制作はできないか?
  • 納期を伸ばして、空いた時間を活用し制作費を下げられないか?
  • 学生や職業訓練制度など、逆に実務経験を求めてる人にお願いできないか?

といったような様々なアイデアで、実現できることがあります。非道く安い金額を提示されると、かなりイラッとしますが「その金額じゃ無理っす。」と一蹴しないで、実現できるアイデアはないか、落ち着いて探りましょう。ただ、実現には相手との関係性も重要になるので、あまり執着しすぎないことが大切です。最終手段としては

  • 「無理!」と一蹴しない人、会社を紹介する。

といった飛び道具な解決策もあります。他のプロジェクトに影響を及ぼさない程度で、アイデアを模索しましょう。

金額的にやべーと思っても、まずはやってみるのもアリ

はじめてのクライアントやお仕事の場合は、費用的に厳しくても営業投資として受注してしまうのもアリです。企業でも、新規事業では先行投資をします。初回の発注には、クライアントも不安があるため費用が出しづらいです。次回発注が望めそうであれば、お試し価格などを設定して、まずは自身の腕を評価してもらいましょう。その後良好な関係ができれば、要件定義や予算交渉でも、より意見を通しやすくなります。

私の知人の制作ディレクターにも、初回の名刺デザインは受注しても利幅が少ないので、今後繋がりそうなクライアントに限り、費用を頂かないといったスタイルで営業をされている方もいます。

逆に関係性ができてしまったことで、断りづらくなり毎度赤字で請け負わないよう、初回だけのサービスであることは、明確に伝えましょう。

この記事を書いた人

大屋慶太

大屋慶太

株式会社デックの雑用。1999年、世界が滅びることを信じて大学を卒業せずに待っていた所、なかなか破滅が訪れず、仕方なく6年在籍した後に卒業。某大手通信会社系列の企業にて、販促物などを制作するディレクター兼デザイナーとしていちおう活躍。ところが不景気のあおりをくらい、所属事業部が解散となる。途方にくれるもコネを駆使して印刷会社へと潜り込む。面接にて「お前何がしたいんだ」と聞かれ、「ぼく、ゲームがしたいです」と答えた所「じゃあWEBでもやれ」と言われる。WEBデザイナー兼コーダーとして大手クライアントなども手がけ、約5年間在籍。仕舞いには、自分は仕事ができると勘違いをし、30歳の時にフリーとして独立。「スタジオデック」という屋号で数年間活動後、デックを法人化する。いまだに、仕事のほぼ全ては酒の席で決まるという。

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